ヘナで髪がきしむのはなぜ?pHバランスからわかる本当の理由
ヘナ後に、髪が艶々に手触りが良くなる人がいる一方で、髪がギシギシにきしむ人がいます。その差は何?
髪がきしむと、ヘナで傷んだのでは⋯と心配になりがちですが、それはダメージではなく、pHバランスの変化が原因かもしれません。
このブログでは、ヘナや自然派ケアに切り替えたあとに感じやすい“きしみ”の理由と、その対処法を解説します。
目次 ▶
本来の髪に戻ろうとする反応
ヘナや自然派のヘアケアに切り替えたあと、「なんだか髪がきしむようになった…」
そんな違和感を感じたことはありませんか?
” もしかして髪を傷めてしまった? ”
” せっかく身体にやさしいものを選んだのに失敗だった? ”
と、不安になりますよね。
でも実は、そのきしみはダメージではなく「pHバランスの変化」によって起きている可能性があり、” 悪い変化 ”とは限らないということ。
むしろ、髪が本来の状態に戻ろうとする過程で起こる、ごく自然な反応なのです。
髪がきしむ原因はダメージではなく「pHバランスの変化」
髪や頭皮は、もともと 弱酸性(pH4.5〜5.5前後)に保たれています。この弱酸性の状態では、
・キューティクルが閉じている
・表面がなめらか
・指通りが良い
という状態になります。ところが、何らかの理由で アルカリ性に傾くと、キューティクルが開きやすくなり、その結果、きしみとして感じやすくなるのです。
pHがアルカリに傾くと、なぜ「きしみ」を感じる?
キューティクルは、髪の表面を守るウロコ状の構造。
アルカリ性に傾くとこのウロコが少し立ち上がり、髪同士がこすれやすくなります。その状態で指を通すと、
・引っかかる
・ギシギシする
・きしむ
といった感触が出やすくなります。これは乾燥やダメージとは別の話で、あくまで「pHバランスの変化による物理的な感覚」です。
自然派シャンプーで髪がきしみやすい理由
石けんシャンプーなどの自然派ケアは、一般的なシャンプーとは考え方が少し違います。多くの市販シャンプーは、
・シリコンやコーティング成分
・指通りを良くするための被膜
によって、洗い上がりをなめらかに整えています。
一方、自然派ケアでは「必要以上に覆わない」ことを大切にします。そのため、
・髪の状態がダイレクトに感じられる
・pHの変化が分かりやすい
・一時的にきしみを感じやすい
という特徴があります。これは「悪いから」ではなく、隠していないからこそ感じる変化なのです。
「きしみ=傷み」ではありません
ここが一番お伝えしたいポイントです。きしみを感じると、「髪が傷んだ」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
・ダメージ毛:内部構造が壊れている
・pHによるきしみ:表面状態が一時的に変化している
この2つは、まったく別物です。
特に自然派ケアに切り替えた直後は、髪が今までの状態から切り替わる“ 途中 ” にあります。
ヘナカラーでも同じく、初めは髪がきしむ場合があります。数回のケアで落ち着いてくることが殆どですが、この時期に不安になってやめてしまう方も多いのです。
髪が少しずつ整い、本来の状態に戻ろうとしている期間なので、上手にケアをしながら乗り越えたいですね。
pHバランスが整うと、髪のきしみはどう変わる?
pHバランスが落ち着いてくると、
・指通りがやわらぐ
・まとまりやすくなる
・自然なツヤが出る
といった変化を感じやすくなります。ここで大切なのは、「前のツルツルに戻す」のではなく、「素の状態に近づく」 という考え方。
最初は物足りなく感じても、徐々に髪の質感そのものが変わっていく感覚を感じられる方も多いです。
今日からできる|きしみを感じたときの正しい対処法
洗いすぎない・こすらない
きしみが気になると、つい洗い直したくなったり、強く触ってしまいがち。
でも摩擦は逆効果です。やさしく、必要以上に触らないことが大切です。
弱酸性に戻すケアを意識する
洗髪後、髪がアルカリに傾いたままだときしみが残りやすくなります。
ヘナカラーをする人は、弱酸性のシャンプーを使うことでキューティクルが落ち着きやすくなります。
「慣らし期間」があることを知っておく
自然派ケアには、切り替え直後の違和感が出やすい時期があります。
これは失敗ではなく、髪が新しい環境に順順応している途中。焦らず、様子を見ることも大切です。
それでも不安な人へ|見直すべきポイント
・使用量や使い方は合っているか
・髪質に合わない使い方をしていないか
・一度にいくつも変えていないか
不安が続く場合は、「どこが原因か」をひとつずつ確認してみてください。
よくある質問|髪のきしみとpHバランスについて
Q1. きしみがある状態で、このまま続けても大丈夫ですか?
多くの場合、問題ありません。自然派ケアやヘナに切り替えた直後のきしみは、pHバランスが一時的に変化しているサインであることが多いです。
ケアや使い方を見直しながら様子を見ることで落ち着いてくるケースも少なくありません。ただし、
・チリチリする
・切れ毛が急に増える
・頭皮に強い違和感がある
といった場合は、無理せず一度立ち止まってください。
Q2. どれくらいの期間、きしみが続くものですか?
個人差はありますが、数回〜数週間ほどで変化を感じる方が多いです。特に、
・これまでシリコン入り製品を長く使っていた
・髪が細い・柔らかい
・カラーやパーマ歴がある
場合は、切り替え直後の違和感が出やすい傾向があります。「ずっとこのままなのでは?」と不安になりますが、少しずつ質感が変わっていくことも多いので、短期間で判断しすぎないことが大切です。
Q3. トリートメントやオイルを足してもいいですか?
大丈夫です。ただし、「きしみを消す」ことだけを目的に重ねすぎるのはおすすめしません。
・髪がどう感じているか
・必要なところに、必要な量だけ
を意識すると、髪の変化がわかりやすくなります。きしみは「足りない」サインではなく、バランスが整う途中で出る感触であることも多いからです。
Q4. きしみとダメージ、どう見分ければいいですか?
目安として、こんな違いがあります。
きしみ
・濡れているときに強く感じる
・乾くと少し落ち着く
・手触り以外は大きな変化がない
ダメージ
・乾いてもパサつきが続く
・枝毛・切れ毛が増える
・弾力がなく、戻らない
判断に迷うときは、「時間とともに変化するかどうか」を見てみてください。
Q5. 自然派ケアが自分に合っていない可能性はありますか?
可能性がゼロとは言えません。ただし、合わないのか、まだ“ 慣らし途中 ”なのかを見極めることが大切です。
・使い方を少し変える
・使用頻度を調整する
・一度に全部変えず、段階的に切り替える
こうした工夫で、違和感がやわらぐケースも多くあります。「合わない」と決めつける前に、一度立ち止まって髪の反応を観察してみてください。
Q6. きしみを感じたとき、やってはいけないことは?
不安なときほど、次のような行動は控えめにしましょう。
・強くブラッシングする
・何度も洗い直す
・短期間で製品を次々変える
髪を落ち着かせるように、やさしく扱うことが何よりのケアです。
Q7. このきしみ、いつか本当に落ち着きますか?
多くの方が、「ある時から気にならなくなった」と感じています。それは、髪がpHバランスを取り戻し、自然な状態に近づいた結果とも言えます。
焦らず、比べすぎず、今の髪の声を聞くような気持ちで向き合ってみてください。
まとめ
髪がきしむと、不安になりますよね。でもそのきしみは、髪が本来のバランスを取り戻そうとしているサインかもしれません。
pHバランスを知ることで、今起きている変化を冷静に受け止められるようになります。大切なのは、「すぐに結果を出そうとしないこと」。
髪の変化に耳を傾けながら、無理のないペースで整えていきましょう。