ヘナカラーの種類と選び方
ヘナカラーの基本となるヘナについて、またインディゴを使う場合について。ヘナカラーの種類とそれぞれの役割、選び方をご紹介します。
ヘナカラーの基本
染毛作用を持つ「ヘナ」という植物を使って髪を染めることをヘナカラーと言います。このヘナが、成分でいうとヘナ100%であり、一般的にヘナオレンジ、またはレッドなどと言われるものです。
これは、ヘナの葉が、オレンジ色の色素成分を持つため。この色素成分は、髪や肌を染めるだけでなく、頭皮ケアや健康維持にも役立てられ、多くの効果効能を持つ薬草として、古くから重宝されてきました。
髪を傷めないことは知られていますが、髪や頭皮環境を良くする役割も持ち、健康的な白髪染めとして使用されます。
ヘナカラーをする際に必要で、ヘナカラーの基本となるのが、このヘナオレンジ。髪を何色に仕上げたい場合でも必ず使用する、基本のベースカラーとなります。
ヘナオレンジはこのような方に
ヘナカラーをする全ての方。または白髪はないが、頭皮環境や傷んだ髪を修復し癒やしたい方。ケアをする際は、地肌から毛先までたっぷりと塗布をしましょう。
インディゴで髪色を変える
基本のヘナオレンジでヘナカラーをすると、白髪部分はオレンジ色に染まります。
また、白髪ではなくても、カラーリング等で髪を染めている場合、そこにもオレンジ色が付着するため、元よりも明るい髪色に仕上がり ます。
黒髪のみ例外で、髪の表面に付着したオレンジ色がほぼ目立たないため、元の色との変化がさほど見られません。黒髪以外は全て、元の髪よりも明るくなると考えます。
そこで、明るく染まった髪色を落ち着かせたい場合に使用するのがインディゴ。
一般的には、白髪が多い場合、またはヘナオレンジだけでは明るすぎると感じる場合、ヘナオレンジ後にインディゴで染める、2度染めを行います。
インディゴとは藍の葉のことで、ヘナとは異なる植物。深い青系の色素を持ちます。期待される効果効能や、香り、質感もヘナとは異なりますが、髪色を変えたい場合にヘナと併せて使用される、ヘナの相棒のようなハーブ。髪を傷めずに色を変えたい時の救世主です。
ヘナオレンジ後にインディゴで2度染め。これが色を変えたい場合の基本の染め方となります。
インディゴはこのような方に
ヘナオレンジ使用後、染まった髪色のトーンを落としたい方の2度染め用として。生え際だけのリタッチなど部分使用にも。1度染め後の髪色を変えたい場合にのみ使用しましょう。
インディゴの種類について
インディゴの原料は藍であり、商品名としてはヘナブラウンなどがこれにあたります。
インディゴは全部で4色、明るい方から順に、ヘナライトブラウン、ヘナブラウン、ヘナダークブラウン、ヘナソフトブラック。どれもヘナとインディゴが配合されており、ヘナオレンジ後に2度染めとして使用するものです。
リタッチのように部分染めをしたり、全体のトーンを抑えたり、明るい色を愉しんだり。ヘナカラーを楽しむための全4色。お好みのカラーを見つけてみてください。