
ヘナが染まらない理由はコレだった!プロが教える見直すべき4つのポイント
ヘナは自宅でも美しく染められますが、ムラなくストレスフリーに仕上げるためには、いくつかのコツを知っておくと役立ちます。
セルフでのヘナ染めで「うまく染められなかった」「やりにくかった」という声をもとに、この記事ではヘナの講師が注意点を解説します。
目次 ▶

ヘナ染めを成功させるには道具も大切
必要な道具を確認
- ヘナ
- 大きめの泡立て器
- お湯(40℃〜60℃程度)
- ボウル(2つ)
- 手袋
- 汚れても良いタオル
- ラップ
まずは道具をしっかり準備しましょう。
上記の道具の中で、ヘナ染めを成功させるために特に大切なのは、手袋です。
ヘナを塗る際は指先を細かく動かし、自分では見えない部分にも塗布する必要があるため、手の感覚が非常に重要です。
ビニール手袋では滑りやすく、指先の感覚がわかりづらいため、手にフィットするゴム手袋をおすすめします。
ヘナの前に髪の状態を整える
シリコン入りのシャンプーやトリートメントは、ヘナとの相性が悪いため避けましょう。
ヘナ染めをする前日は、ノンシリコンシャンプーで洗髪し、しっかり乾かしておきましょう。塗りやすく、よく染まるヘナペースト
ヘナペーストは硬すぎず柔らかすぎないのが理想
ヘナ染めで多くの方がストレスを感じるのが、ヘナペースト作りです。
染め方ももちろん大切ですが、実はそれ以上にペースト作りが仕上がりに大きく影響します。
ペーストの硬さは「マヨネーズくらい」とよく表現されますが、泡立て器を持ち上げたとき、ツノが立ってすぐに折れる程度が目安です。
ダマがなく、表面がツヤツヤと光っている状態が理想です。
ヘナ染めで失敗経験がある場合は、ペーストが硬すぎていないか、ダマが残っていないかを確認してみてください。
お湯が足りずにペーストが硬い場合は、お湯を少しずつ足して再度しっかり混ぜましょう。ただし、お湯の量が原因でない場合、一度ダマになって固まってしまったヘナは、なめらかに戻すのが難しくなります。
失敗を防ぐ!見直すべきポイント
- ヘナの品質
- 混ぜ方
- お湯の温度(40℃〜60℃)
反対にペーストが緩すぎると、髪に上手く絡まずに流れてしまい、垂れやすく壁や床を汚す原因になるので注意が必要です。
失敗が続く場合のひと手間
インディゴと比べると、100%ヘナのほうがダマができやすい傾向にあります。
説明通りに作っても上手くいかない場合や、確実に滑らかなペーストを作りたいときは、ここでひと手間加えましょう。
ポイント!
使用する分のヘナを、細かい網目のザルでふるうことで、ペースト作りの失敗を大幅に減らせます。
その際も、お湯の量は説明通りに守って、大きめの泡立て器で力強くしっかり混ぜることが大切です。
ヘナ染めでムラなく染める方法
塗り方のポイント
ヘナ染めでよくある悩みのひとつが、染めムラです。
特に、顔周りや根元、後頭部は失敗が多く、部分的に色が薄くなることがあります。
ここでは、均一にしっかりと染めるための塗り方のポイントをご紹介します。
1. 髪をブロッキングする
ヘナ染めは、前頭部(左右)・後頭部・サイド(耳の後ろあたり)に分けて塗りましょう。その際、各パーツ内を細かくブロッキングしながら塗ることで、根元までしっかり塗れてムラが防げます。
指で地肌に線を描くように髪を取り、片方の手で髪をしっかり立ち上げましょう。
髪のかき分けで指をうまく使えない場合は、コームの柄の部分を利用すると便利です。
2. 根元からたっぷり塗る
塗り方のポイントは、ゆっくりと人の頭を優しく撫でるように。
指先だけではなく、指の腹を広く使ってペーストを伸ばしましょう。
指先を立てて擦ったり、弾くように塗ったりしないよう注意してください。
ヘナは根元からたっぷりと塗り、髪が完全にヘナで覆われるようにしっかり塗り重ねることが大切です。
根元に塗ったヘナは、そのまま毛先に向かって伸ばしましょう。
3. 最後は揉み込む
全体に塗り終えた後は、指を髪の中に入れ、頭皮マッサージをするように揉み込みます。ヘナを馴染ませることでムラを防ぎ、根元もしっかりと染まります。
揉み込む際に、余ったヘナもたっぷりと全体に厚塗りすることで、「ヘナで白髪が染まらない」という悩みも解消できます。

塗布後のラップと保温の重要性
ヘナ染めでしっかり色を定着させるためには、塗布後のステップも重要です。
特に、乾燥を防ぎ保温することが発色を良くするポイントになります。
塗布後のポイント
髪をラップでしっかり包む
ヘナは乾燥すると染まりにくくなるため、髪全体をラップで覆い、ヘナが乾かないようにしましょう。
顔周りや首筋までしっかりカバーし、髪を完全に包むことでムラを防ぎます。
ラップを巻くときは、隙間ができないように密着させて巻くのがコツです。
温めると発色がよくなる
ラップの上からタオルを巻くことで、保温効果が高まります。
お風呂に浸かってリラックスしながら体を温めるのもおすすめです。体が温まり血行が良くなると、短時間でしっかり染まり、発色も向上します。
まとめ
ヘナでうまく染まらなかった経験のある人は、事前準備・ペースト作り・塗り方のコツ・発色を良くする工夫を見直してみてください。
正しい方法とコツをつかめば、あとは回数を重ねて慣れていくだけです。
徐々に素早く塗れるようになり、自宅で染めたとは思えないほど美しく仕上がります。
ぜひこのガイドを参考に、理想のヘナ染めを楽しんでください。
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