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ヘナ専門店が教える!ヘナ染めを快適にする厳選道具と使い方のポイント

ヘナ染めは、ジアミンアレルギーなどでヘアカラーができない方や、健康で美しい髪を目指す方に人気の白髪染めの方法です。

とはいえ、「用意が大変そう…」「初めてで不安…」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、ヘナ染めを成功させるためにまず重要なのが、道具選びです。

本記事では、ヘナ専門店がおすすめの道具と使い方のポイントを詳しく解説。ぜひ参考にしてみてください。

ヘナ染めの仕上がりを左右する道具選び

ヘナ染めは、気軽に美しく染めることができる一方で、道具選びをおろそかにすると色ムラが出たり、余分な手間がかかりやすくなります。

植物染料ならではの独特な粘度や色素を扱うため、ケミカルカラー用具とは異なる点があります。

ヘナ染めに必要な道具

・ヘナ
・インディゴ配合ヘナ(2度染めをする場合)
・ボウル×2
・泡立て器
・ゴム手袋
・お湯
・サランラップ
・汚れても良いタオル
・汚れても良い洋服
・ヘアゴム
・コーム(なくても良い)

ヘナ染めに必要な主な道具一覧と解説

ヘナ(ヘナ100% / ヘナオレンジ)

ヘナ染めとは、本来ヘナ100%のヘナオレンジを使用して髪を染めることを指します。

薬剤やインディゴなどの他のハーブが含まれていない『ヘナ100%』。このヘナの葉が持つ色素がオレンジ色のため、「ヘナオレンジ」と呼ばれます。

このオレンジ色の色素成分自体が、髪、地肌、そして身体に良い影響を与えてくれますが、ヘナの品質によりその効果・使い心地・香り・放置時間・染め上がりは異なります。

どのヘナをどのように使うかによって、効果が大きく変わるため、ヘナ選びはとても重要です。

ヘナ単体の使用では白髪部分はオレンジ色に染まりますが、その後髪をブラウン系〜ブラック系に染める場合にも必要で、ベースとなるカラーです。

慎重に選ぶことも大切ですが、さまざまなブランドのヘナを試して、お気に入りを見つけるのも良いでしょう。

インディゴ配合ヘナ(必要な場合のみ)

インディゴ配合ヘナは、それ単体で使うよりも、2度染め用として使用することが推奨されます。
白髪をブラウンやブラックに染めたい場合に使用するものです。

2度染めとは何か?その手順は、まずヘナオレンジで髪をケアし、白髪を一旦オレンジ色に染めた後、丁寧にお湯で洗い流します。
その後、タオルドライをして、濡れた髪にインディゴ配合ヘナを塗布します。
一定時間放置した後、お湯で洗い流し、ヘナシャンプーやコンディショナーで整えて完了です。

ヘナオレンジが白髪染めのベースをつくることで、その後のインディゴ配合ヘナの発色・色持ちを助け、美しい仕上がりになります。

インディゴ配合ヘナは、それ単体で使っても基本的に髪を傷めることはありません。
しかし、頭髪の健康や改善、見た目の発色や色持ちなどを良くしていくためには、まずヘナオレンジを使用し、その後2度染め用としてインディゴ配合ヘナを使用します。

インディゴ配合ヘナは、主成分としてはヘナオレンジとインディゴが混ぜてあるパウダーで、その配合量により染まる色を調整されたものです。
一般的にはブラウン〜ブラックに染めることが可能です。

メーカーによって配合が異なるため、仕上がりの色にも違いがあり、ヘナと同様に品質の差もあります。
明るい茶色にしたい場合はライトブラウンやブラウンを、落ち着いた色にしたい場合はダークブラウンやソフトブラックを選びましょう。

ボウル

ヘナ染め専用のボウルを、同じものを2つ用意しましょう。
1つはヘナペーストを作るため、もう1つは湯煎用として熱湯を入れるために使用します。

購入をする際は、2つのボウルがピッタリと重なり、置いたときにぐらつかない底が平たいタイプを選びましょう。
底が丸みを帯びたタイプは、片手でヘナを取る際にぐらつき、ヘナカラーがとてもやりにくくなるため注意しましょう。

素材はステンレス製を選びます。
ヘナを混ぜやすく、耐久性もあり、洗いやすく、湯煎をかける際に熱を通すからです。

筆者自身もヘナ専用のステンレスボウルを、かれこれ15年ほど使い続けていますが、一生これでいけそうな気がしています(^^)

サイズは20センチ以内のものがおすすめです。

ヘナは洗面所で染める方が多いですが、大きすぎると場所を取ります。ヘナカラー自体もやりにくくなるため、小さすぎず大きすぎないサイズを選びましょう。

値段は高いものを選ぶ必要はありませんが、大きさと形にはこだわって選ぶことをおすすめします。

泡立て器

泡立て器も、ヘナ染めにおいて重要な道具のひとつです。選ぶ際に一番大切なのはサイズです。

あるお客様から「どうしてもヘナペーストを上手く作れない」というご相談を受けたことがあり、泡立て器のサイズを伺ったところ、なんと調味料を混ぜるようなミニサイズのものを使用されていました。

ヘナペーストは意外と粘りがあり重たいので、しっかりと力を入れて混ぜるためには、大きめの泡立て器がおすすめです。

サイズは直径30cmほどのものを選びましょう。

素材は、ステンレス製もしくはシリコン製、それぞれに特徴があります。

・ステンレス製 … 耐熱性や耐久性に優れ、粘り気や硬さのあるものを混ぜるのに適している。
・シリコン製 … しなやかな動きをし、洗いやすい。泡立て器とボウルが擦れる音が気になる方にもおすすめ。

私も両方を使用したことがありますが、ヘナペーストを作る際に重要なのは、素材よりもサイズだと感じています。

ここ数年は、音が気にならずスムーズに動かせるシリコン製を愛用しています。ステンレス製に比べ、持ち手が太めで握りやすい点も気に入っています。

どちらにも良さがあるため、ご自身の使いやすいものを選んでください。

ゴム手袋

ヘナ染めで細かい部分まで美しく仕上げるためには、ゴム手袋が欠かせません。

ビニール手袋は滑りやすく、細かい部分を丁寧に塗るのが難しいため、手にフィットする使い捨てのゴム手袋を用意しましょう。
ヘナオレンジのみの1度染めは1セット、インディゴを使う2度染めでは2セット使用します。

手の感覚が分かりやすいゴム手袋を使うことで、ヘナを手に取るときや、顔周りの細かい白髪を染めるとき、見えにくい後頭部を染めるときもストレスなく作業できます。

ゴム手袋はスーパーやドラッグストアで購入できます。手のサイズに合ったものを選びましょう。

お湯

ヘナペースト作りに適した温度は40℃〜60℃、水や熱湯は避けましょう。

同時に湯煎用のお湯として熱湯も用意しておきます。

真夏は湯煎の必要はありませんが、それ以外の季節は湯煎をして、温かいペーストで染めると最後まで気持ちよくケアができます。
1つのボウルに熱湯を入れ、その上にヘナペーストが入ったボウルを重ねます。
温かいヘナペーストに包まれる心地よさを、ぜひ体感してみてください。

サランラップ

ヘナ染め後には必ずサランラップを巻きましょう。

ヘナは上手く塗れているのに、なぜか染まりがいまいちの場合がある⋯
という方の失敗の原因は、サランラップを巻いていなかったことでした。

サランラップは、髪に密着してしっかりと保温を助け、ヘナの染まり具合に大きく影響します。
実はとても重要な役割を果たします。

スーパーなどで販売されている食品用のもので、頭全体を覆いやすい幅広タイプを選ぶのがおすすめです。

その他の道具

汚れても良いタオルや服を用意する
ヘナ染めをする際は、汚れても良い服を着用しましょう。

ヘナは、塗り終わった後にお風呂で洗い流すことが多いでしょう。
服を脱ぎやすいように、首元が開いたものや前開きの服を選ぶのがおすすめです。

また、ヘナカラーを始める前に汚れても良いタオルを首に巻きましょう。
タオルを肩に掛けるように巻き、首の前でゴムなどで固定します。

必要な場合はコームを使う
コームは、髪をかき分ける際に指だけでは難しい場合に使用します。

髪をかき分けるのは指でもコームでも構いませんが、ヘナを髪や地肌に塗る際は、手で行うのがおすすめです。

地肌にしっかりヘナを入れ込む感覚を掴んだり、マッサージするように揉み込んだりすることで、手の感覚を養いながら気持ちよくケアできるのが理想です。

まとめ

ヘナ染めを快適に楽しむためには、道具選びが大切です。

今、なんとなくヘナ染めが上手くいっていない方も、これからヘナ染めを始めたい方も、ヘナに適した使いやすい道具を揃えることで、染めやすさや染まり具合が大きく変わります。

ヘナ専用の道具を一式揃え、定位置にまとめておくことで、毎回の準備の手間を省きましょう。